北九州の建築士 kobaです。
注意力が及ぶ範囲で2タイプに分かれる話が興味深かったです。そういわれてみると、たしかに心当たりがあります。この本は、人工知能の研究者として有名な黒川伊保子氏の「コミュニケーション・ストレス」です。
人の注意力には、3メートルを境界に得意なエリアあること、単純な男女差ではないことが書かれていて、とても興味深かったので、お話ししてみようと思います。
リノベーションの計画を進めていく場面でも、判断の機会ってたくさんあります。住む場所を決めるような大きなものから、タオル掛け選びまで。それぞれの場面で誰の注意力が役に立つか考えるのにちょうどいい基準だなって思いました。
この本を読んで、お伝えしたいなと思ったことは・・・
- 人には、ウチに注意深い人と、ソトを把握しやすいタイプがある。
- 3メートルを基準にどちらが判断した方がうまくいくか考える。
- 相手の機能不足は許容して、得意に頼る方が無理なく進められる。
目安は3メートル。
3メートルの“内側”に敏感な人と“外側”に反応しやすい人の2種類に分かれるのだそうです。
ちなみに私は、外側タイプですね。
視力に例えるとわかりやすい
この違いを視力に例えてあって、わかりやすいなって思いました。
そう理解すれば、遠くを見てる人に、卓上の小物を探させるのは非効率だし、
同様に、手もとばかり見てる人が、遠くの危険を察知するのは難しいことがわかります。
相手に苦手の克服を求めるより、得意なところで補ってもらう方がいい。
得意なことを、ゆだねましょう
自分の家族は2タイプのどちらに近いか考えてみるといいですね。お互いの得意なところで、相手をカバーすれば、色々うまくいきそうです。☺️
リノベーションの計画でも、この件はどちらが判断するという担当決めしたり、行き詰まった時に、スッキリする意見を出してくれそうなのは誰か考えるといった時に役立ちそうな気がします。
最後にもう一度ポイント書いておきましょう。
- 人には、ウチに注意深い人と、ソトを把握しやすいタイプがある。
- 3メートルを基準にどちらが判断した方がうまくいくか考える。
- 相手の機能不足は許容して、得意に頼る方が無理なく進められる。
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