北九州の建築士 kobaです
物件の内部を見学するときには、ぜひ写真撮影しましょう。「記録」の撮影には、ちょっとしたコツがあるので、物件見学の前にぜひご一読ください。
物件見学というチャンス、活かしきりたいですよね。特に写真は有効な手段で、あとから思い出すのに役立ちます。使えそうなもの、気に入った部分。光の入り方など参考になります。
記録としての写真撮影のコツについて
ワクワクする気持ちをガマンして、記録のために撮影しましょう。
正面から撮る
壁の各面を、なるべく正面から撮ります。水平と垂直を意識して構えると歪みの少ない写真を撮れます。
例えば、こは本当に天井が下がっていることがわかる写真です。床や障子も多少傾いていますが、それ以上に天井の下がりが大きいことがわかります。
広角レンズを活用する
広角レンズがついていれば狭い空間でも隅々まで撮影できるのでおススメです。
例えばトイレのような狭い空間でも楽々撮影できます。トイレはどうせ改装するし撮影しても意味ないんじゃない?と思われるとしても、トイレの小窓を意外な方法で活用出来たりすることもあるんですよ。そんな時にこの地味な作業が役立ちます。
プランを作成する時には、何度となくこの写真たちを確認します。
360度カメラ
私たちが調査するときには、360度撮影できるカメラも併用します。このカメラを使うと部屋を丸ごと撮影できるんです。
リノベーションのプランを検討するときに「あの部分どうなってた?」というように撮影時には意識していなかった部分を振り返ることができます。
壁4面と、床、天井、6面の撮影が1回の操作で完了します。もしご利用可能でしたら各部屋ごとに撮影しておくと後から大いに役立ちます。
静止画データとして見ると変な写真ですが、専用アプリのほかLINEやGoogleなど360度表示に対応した環境で見ると、まるでその部屋にいるように空間を確認できます。
動画について
動画はその場の雰囲気を知るのに役立ちます。時間が限られている場合は、写真撮影を優先しましょう。動画は見たい場面を効率よく探すのには不向きです。
動画の良さを発揮できるのは、建物の周辺環境の記録です。建物の外観を一周撮影すると窓の形状確認や間取りの推測に役立ちます。逆に、敷地から周りの建物を撮影しておくのもオススメです。
通りを歩く人からどんな感じで見えるのかなども参考になりますが、後日撮影できそうなものは後回しです。
完成後の楽しみとして
ビフォーアフター写真は、リノベーションの醍醐味ですよね!
完成後の比較を目的とした写真は間取りが決まってからで大丈夫です。すでに物件購入後でしょうから、所有者として好きなタイミングでゆっくり撮影できるでしょう。
間取りが決まっているので、完成した状態もイメージしやすいので、どの角度が見映えしそうか想像しながら撮影するといいですね。
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