リノベーション物件の調査に行ってきました。
写真は和室の畳を上げて構造の状態を確認しているところ。
団子みたいなモルタルは床の高さを水平に調整する役割で、その上に構造用合板、さらに床の断熱材、仕上げの畳敷きという構成です。
お団子の隙間を利用してオール電化対応のための配管が敷設されていました。
状況から察するに、建築後10年ほどの時期にガス給湯器からオール電化仕様に変更されたことがわかります。その時点からもかなり年数が経過しているので貯湯タンクは交換を検討すべきと判断しました。
配管等の状態は良好なので機器の更新だけで済みそうです。
和室は床下の状態を簡単に確認できるので便利です。
ちなみ天井裏はユニットバスの天井点検口から覗くことができます。
ほかにも押入やクローゼットなどの目立たない天井に点検口が用意されていることも多いので、そのあたりもチェックします。
構造体としての床や天井がわかればリノベーション計画に使える高さがわかります。
建物を破壊することなく裏側をチェックできる貴重な部分であり、情報の宝庫です。
コメント